takayukkkky’s diary

ジャンルも纏まりもないただの個人ブログ。マーケティングのこと中心に書いてます。

主催である「PT.APM Japan Consulting」の多くのスタッフのみなさんにもご協力をいただきました。ジャカルタメンテンRC2015-16年度の会長レナさん、ヘンリさんとバナー交換。

孤児院を訪れて①Bandung

【訪問日】20151128日(土)【場所】BandungAt-Tamin

Umarさんと奥様のSitiさんで運営されている民間の孤児院「At-Tamin」では、現在53名の子どもたちが生活をしています。ここが出来たきかっけは、Umarさん自身も孤児だったことです。彼は大学生の時に既に奥様とご結婚され、7人の男の子の孤児を引き取っていたそうです。

ここでは、主にパプアニューギニアに近いジャワの西部に位置する「クパン」という地域の子どもたちのお世話をしています。大人はUmarさんとSitiさんの二人だけなので、全員が料理、掃除、洗濯などをして助け合って生活しています。食べていくのもやっとの生活ですが、学校にはきちんと通わせています。そして、子どもたちが大学を卒業したら故郷のクパンに帰らせるように指導しています。

ドクターアンディーズクリニック

運営費は全て民間の寄付から成り立っています。1度だけ国に申請したことがあったそうですが、日本円でわずか5万円相当のお金をもらうだけでも、大変面倒な手続きがあった上に、色々な手数料が引かれてしまい、最終的に手元に残ったのはわずか2万円だったそうです。今ではUmarさんが民間からの寄付だけに頼っており、日々いろんな方に寄付のご協力の説明にいって理解をいただいているそうです。55人の1日の食費は、1,500円。これは、お米のみでなんとかおなかを満たすことが出来る最低金額です。今の私たちの生活からは考えられないほどです。日々の食費を考えると、食事の回数は12回。おかずがないことも多く、とにかくお米があれば何とかなるというお話を聞いた時には何とも言えない気持ちになりました。もちろん、食べ物が多くあるときは、子どもたちももっと食べることが出来ますが、成長期の子どもたちにとっては、まだまだ足りません。教育に関しては、イスラム教や法律を教える学校が支援をしているので、子どもたちはその学校に通っています。

しかし、元々の教育レベルが低く、8歳になっても文字を読めない子どもたちが沢山いるそうで、それをなんとかしようと努力されています。

親が育てられない理由は様々ですが、特に興味深かったのが宗教の違いが原因で別れることがあり、その場合、父親も母親のどちらも子どもを引きとらないということ。その他、両親がエイズなどの病気になってしまい育ててもらえなくなり孤児になるケースもあり、その子どもは大丈夫なのかとても気になりました。子どもたちを育てていく上で難しい点は、民族の違いからくる性格の違いだそうです。特に東の人たちは暴力的で、暴れたり、暴力を振るうのは日常的なことなのだそうです。食事のマナーもひどく、扱い方が難しく大変なのだそうです。孤児はまだまだ沢山いるため、もっと引き取りたいと考えていますが、ここにはまともなキッチンもなく、部屋の数も少ないので、せめて男女が別々の部屋になるようにしたいとおっしゃっていました。生活していくことも、まだまだ大変なので、今回限りだけではなく引き続きの支援のお願いもありました。